幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

side玲奈

怖かった。

恐ろしかった。

愚かだった。

馬鹿だった。

「・・・・・・」

「でさ〜って・・・・・・玲奈、大丈夫?」

沙苗に言われ、私はパッと顔を上げる。

「玲奈、ホントに大丈夫・・・・・・?」

未夢にも言われ私は無意識にもぼおっとしていたことが分かった。

「大丈夫だけど・・・・・・?」

正直、全っ然大丈夫じゃない。

目の前でナイフを突き出される恐怖の感覚は生々しいほどに残っていて・・・・・・。

こんな身近にあんな精神を持った人間が居ることに。

こんな死に近い状態になったことに。

どう足掻いてもいつも通りにすげせない。

何処かで意識がふわっと何処かに行ってしまう。

・・・・・・でも・・・・・・。

今まであった嫌な予感が全部吹き飛んでる。