幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

「澪、帰るぞ」

「あ、うんっ・・・・・・!」

「次澪に手ぇ出したら・・・・・・覚悟しとけよ」

「ひぅっ・・・・・・じ、仁、く、んっ・・・・・・」

端から見ればただ仲の良いカップル―――に見えるかもしれない。

・・・・・・可怪しい・・・・・・。

“共依存者”

その言葉しか当てはまらないほど、この二人はお互いに依存している。

五十嵐くんと澪ちゃんが休んでいた約4ヶ月、二人に何があったかは分からない。

ただ、確実にこの二人は何かがあった。

お互いに依存する決定的な何かが。

最初は―――二人が休む前は五十嵐くんが澪ちゃんに依存していたに近かった。

澪ちゃんは五十嵐くんの監視下の中で自分なりの自由を取ろうとしていた。

自由を制限されないために自分の起きたことを隠したり、取り繕ったり。

五十嵐くんの依存具合が流石に度を越してるんじゃないかと思うのは澪ちゃんが教室からいなくなったとき。

五十嵐くんの行動に異変を感じてから、澪ちゃんと五十嵐くんの状況と行動をできるだけ把握できるように動いていた。

二人が休んだ明け、二人が付き合った、そういう報告を受けたが私はまだ何もしなかった。

誰にも共有せずに、自分だけで情報を拾い上げる。

第三者が興味本位で何やってるんだ。