幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

そう聞くと、仁くんははぐらかす。

・・・・・・まぁいっか。

「「「鈴舞さんっ!」」」

席につこうとすると、女の子3人が声をかけてきた。

「どうしたの・・・・・・?」

私が聞くと、女の子たちのうちの1人が期待で目を光らせながら口を開く。

「今日のお昼、一緒に食べない?」

私はその言葉に嬉しさを感じたけれど、直ぐに仁くんを見る。

横で立っている仁くんはにっこりと笑って言う。

「澪、良いよ」

「っ・・・・・・!ありがとうっ・・・・・・!」

私がつい笑顔になりながら言うと、女の子たちと仁くんは気の抜けたような顔になる。

でも刹那、直ぐに皆笑顔になって女の子たちは去って行った。

*  *  *

「鈴舞さんっ!おいで!」

お昼休みになり、3人のうちの1人が声をかけてきてくれた。

「うんっ・・・・・・!」

私は他の2人が机を移動させて4つくっつけた机の一つに座った。

私が座った所の隣には濃い赤色の髪を綺麗に、丁寧に巻き上げたお洒落な小林(こばやし)沙苗(さなえ)ちゃん。