幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

大丈夫なのに・・・・・・。

「鈴舞さん、あの人が鈴舞さんのこと呼んでって・・・・・・」

クラス女の子が教室の扉に立つを指さして私に言う。

「そうなの・・・・・・?教えてくれてありがとうっ・・・・・・!」

私がお礼を言いながら笑顔になると、その女の子は一瞬ぽおっとした。

「・・・・・・あ、うんっ・・・・・・」

するとふんわりと笑って去って行った。

席から立ち、その扉の所に立つ人の元へ行く。

「久しぶりだね、鈴舞さん」

そう言って私に笑顔を向けるのは―――。

「ゆ、有嵩先輩・・・・・・」

仁くんが私を監禁する実質的な原因の有嵩先輩だった。

「覚えてくれてたんだ。ありがとう」

口角を上げているけど、先輩は少し怖かった。

「ねぇ、五十嵐くんいないんだよね?ちょっとおいでよ」

そう言われたけれど私はふるふると首を横に振る。

この先輩は・・・・・・一緒にいてはいけないと本能が喚いている。

「何で?もしかして五十嵐くんが俺に近付くなって?大丈夫だよ」

にっこりと笑う有嵩先輩。