幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

そして俺は澪を連れて母さんの部屋に向かった。

南谷をもうこの家から追い出すために。

コンコンコン

「母さん」

俺がそう言うと部屋の奥からバタバタと大慌ての音が聞こえた後直ぐに扉が開く。

「仁から来るなんて珍しいじゃない!あら澪ちゃんどうしたの!?そんな泣き顔でっ・・・・・・まさか仁が・・・・・・」

「違う。勘違いするな。来い」

俺はそう言って澪の肩を掴みながら振り向き部屋に戻る。

後ろから母さんが付いてくるのを横目で確認した後前を真っ直ぐ見つめる。

ガチャ

俺が部屋を開けると母さんは驚いたように目を見開く。

「な、何この部屋!?生活感はあるし・・・・・・それに何で南谷くんは倒れているの!」

母さんが部屋の様子を見た途端に俺に怒鳴る。

「この部屋は澪がこの1ヶ月半近く過ごしてた部屋だ。南谷は澪を殺して自分も死ぬって言って澪にナイフを突きつけたから気絶させた」

俺が淡々と答えると母さんは目を大きく見開く。

「み、澪ちゃん・・・・・・本当・・・・・・?」

「はいっはいっ!」

澪は首を大きく縦に振る。