幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

俺は南谷を睨みつける。

「クイズ。俺は仁に何をするために仁を倒して鈴舞さんを捕まえたでしょうか」

・・・・・・は・・・・・・?

南谷の意志が全くまからなくなり俺は目を丸くする。

「なんで、って・・・・・・」

分かるわけ無いだろ。

そんな言葉が脳裏によぎる。

「じゃあヒント。俺は仁から何を奪おうとしたでしょーか」

「・・・・・・澪・・・・・・?」

半信半疑だったが何故かするりと出て来た。

俺から奪えるもの・・・・・・社長御曹司という立場、澪。

この2択だ。

ただ、南谷も再従兄弟だ。

それなりの地位はある。

なら・・・・・・澪しかありえない。

「じゃあもう仁なら分かるでしょ。天才なんだからさ」

南谷はそう言いながら不敵な笑みを浮かべる。

俺はその顔にゾクッと背筋が凍る。

こんなにも恐怖を感じたことはない。