幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

「そう、なの・・・・・・?」

私の言葉に仁くんと南谷さんは深く頷く。

「悪かった・・・・・・」

気まずげに視線をそらす仁くん。

良かっ、た・・・・・・。

仁くんの話を聞いて止まっていた涙がまた流れ始める。

「じん゙、くんっ・・・・・・」

私は両手で目をこすりながら仁くんの目を見る。

「っ・・・・・・!」

仁くんは私を見て二度瞬きをした後、南谷さんに目配せをして部屋から出させた。

南谷さんが出ると、仁くんは私をもう一度抱きしめる。

「悪い。本当に」

「ゔ、んっ・・・・・・」

このときの私は忘れていた。

仁くんの愛の重さを目の当たりにしたときの感情を。