幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

っ!

仁くんが出て来た。

「仁くん、仁くんっ・・・・・・!」

私は急いで扉にいる仁くんに近付く。

仁くんも数歩前に出て私を抱きしめた。

久しぶりに感じる仁くんの温もりで私は自然と涙が出る。

「じ、んくんっ・・・・・・!」

そう言うと仁くんは私を撫でて抱きしめてくれた。

「悪かった・・・・・・」

仁くんは悲しそうな声色でそういった後、私を抱きしめる力を強くする。

「寂しかったか・・・・・・?」

「ぅっ・・・・・・うぅ・・・・・・!」

私はそんな声にならない声を出して何回も頷く。

「押して駄目なら引いてみろ作戦大成功〜」

そんな声が聞こえ、私は仁くんから顔を離すと仁くんの後ろからひょこっと南谷さんが顔を出す。

「ど、どういう、こと・・・・・・?」

私が聞くと少し気まずげに視線をそらす仁くん。

「あー・・・・・・俺は反省の意示すためだっただけどよ・・・・・・」

*  *  *