幼なじみの彼は、好きで、死にそう。

「ん」

「っ・・・・・・!?」

仁くんが後ろから私の頬にキスをした。

「じ、仁、くんっ・・・・・・!?」

そう言うと仁くんはベッと舌を出した。

「俺のこと煽った罰」

なっ・・・・・・!?

私は仁くんにキスされた右頬に手を当てて保健室のドアに近付く仁くんの背中を見つめた。

「澪」

当たり前のように振り返りながらドアを開ける仁くん。

「う、うんっ・・・・・・」

私は直ぐに仁くんへ駆け寄った。

この時は、今の生活から一転する出来事なんて・・・・・・。

起こらないと思っていた。

*  *  *

「あっ・・・・・・」

朝、学校で席に座ると机の中に一通の手紙が入っていた。

まだ仁くんは席についたばかりでカバンを見ている。

私も学習はするから、見つけた手紙は取り敢えず上着のポケットに入れておいた。