幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

「誰が親友だ馬鹿」

「主従関係は重すぎだろ親友・・・・・・親友は大事だからな〜俺の親友くん」

親友と連呼する南谷さんを見て苦そうな顔をする仁くん。

「ていうか緑の髪なんだな」

南谷さんが私の髪を触ろうとする。

その手を仁くんはパシッと叩く。

「これ以上触んな」

“あの時”のような目で南谷さんを睨む仁くん。

「じ、仁、く、ん・・・・・・」

“あの時”と同じに見えて私は思わず体が震えてしまった。

「澪・・・・・・?」

「っ・・・・・・」

口がパクパクしながら足から力が抜けるのを感じる。

心配そうな仁くんの目が合う。

「・・・・・・そういうことかっ・・・・・・」

仁くんは理解したようで、バランスを崩して倒れ始めた私の体を抱きしめた。

私の意識が飛んでいった。

*  *  *

『仁くん・・・・・・?』