幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

私が仁くんに勝つことは無理なのかもしれないとこのとき思った。

「そういう間抜けな声も俺は愛してる」

コンコン

仁くんがそう言ったところで、誰かがドアをノックした。

「ちっ・・・・・・」

扉の向こうの相手に聞こえないように小さく仁くんは舌打ちをする。

「入るよ〜」

「おい待て。許可してない」

ガチャ

仁くんの声も聞かず、声の主は勝手でドアを開いた。

「そんな偉そうに言うなって。この部屋用意したの俺なんだから。30分でだぞ?十分褒めに値すると俺は思うけど」

ドアから出てきたのは、金髪のチャラい男の人だった。

「はい、鈴舞さん回収〜」

ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ

金髪の人は私についてる鎖4つを全て鍵で外す。

そう言いながら金髪の人は私の方を掴み、仁くんと私を引き剥がした後私を連れて部屋から出る。

「クズが・・・・・・」

「さっきの甘々な雰囲気は何処に行ったんだろうね〜」

笑顔で言いながらも少し怒っているって感じの声をだす金髪の男の子。