幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

敵意があるような棘のある視線を向けられ、私はビクッと震える。

「え、っと・・・・・・」

私は顔を隠すように自分の顔の前に手の甲をかざす。

「・・・・・・俺に言えないような奴かよ」

顔を顰めながら言う仁くん。

「澪は俺の物なのに?他の男に目移りするんだな」

仁くんは私のベットに座り、私の顎を人差し指で上げ目線を合わせる。

「じ、んっ・・・・・・!」

私が仁くんの名前を呼ぶ前に仁くんはまた私にキスをした。

「っ・・・・・・!」

何回も私にキスをする仁くん。

私は顔に熱が伝わるのを感じながら仁くんの顔を覗き込む。

「・・・・・・今、呼び捨てだったよな・・・・・・」

本人も少し驚いているようで私を見つめる。

「・・・・・・良いな」

「え・・・・・・?」

小さく呟く仁くんの声を私は聞き取った。

聞き取ってしまった。

「俺のこと、仁って呼べよ」