幼なじみの彼は、好きで、死にそう。

まぶたを閉じる直前、仁くんが少し怖い笑顔だったような気がする。

「澪が悪いんだからな」

そんな声が聞こえたような・・・・・・そんな気がした。

*  *  *

私は眠りから覚め、瞼を開くと仁くんの顔が視界に入った。

「・・・・・・仁くん・・・・・・?」

私がそう声を出すと、仁くんは私に近づいた。

「澪は何で俺以外と話すわけ」

「え・・・・・・?」

どういう、こと・・・・・・?

いきなり仁くんがそう言い、私は寝起きだからか混乱した。

「どういう、こ、と・・・・・・?」

「澪は良いよな。俺がどんな我慢させてるか知らずに。俺以外視界に入らなきゃ良いのに」

・・・・・・どういうこと・・・・・・?

意味はわからないけどどうしても怖さを感じる。

そんな私を見た仁くんはため息をついたあと、口を開く。

「ふーん。聞き分けの悪い澪にはお仕置きだな」

そう言われた途端に私は震えでか、足でカチャと金属音が鳴る。

「仁、くん・・・・・・?ここ、は・・・・・・?」