幼なじみの彼は、好きで、死にそう。

そう思っても声に出せない。

何も言えない。

「もう俺は始める」

「なに゙、を・・・・・・?」

怖い・・・・・・。

仁くんへの恐怖で、声がうまく出せなかった。

そのまま私達は無言のまま仁くんの家に着く。

「澪」

いつもより低く、でも落ち着きのない声で呼ばれ、私は仁くんに着いて行った。

仁くんの家にはいるといつも通り、仁くんの部屋に通された。

「はい」

仁くんの部屋のソファに座ると仁くんに仕えているメイドさんが紅茶を持って来てくれた。

いちごの香りがする紅茶に私は手を伸ばす。

「っ・・・・・・!美味しいっ・・・・・・!」

目を輝かせて言うと、仁くんはいつものように笑顔になる。

「良かった」

仁くんのその言葉を聞いた途端、ふわふわとした感覚に陥った。

「ふぁ・・・・・・仁、くん・・・・・・ねむ、ぃ・・・・・・」

私はそう仁くんに伝えようとしたら眠りに落ちてしまった。