黒い羊と無菌狂

<公園、裏口近く>

ミオネ
「ハァ…ハァ…もう少し…!お願い、通して…!」

私の全身に酸素不足のアラートが鳴り響いた。

『居タゾ!人狼 ノ 生キ残リ ダ!』

プシュー!

裏口のゲート付近にいた村人たちが、紫のスモークで私を迎撃した。

ミオネ
「やっぱり裏口もダメか…私、ゲームオーバーかも…。」

張りつめていた気が緩み、傷の痛みが再び襲ってきた。

チカッ、チカッ、

もうすぐ紅い斬撃が飛んでくる…あれを受けたら、私はどうなるの?

存在ごと消えるの…?…”バイ菌”…だから…?

チカッ、チカッ、

私の意識が遠のいていった。

ザシュッ!



マユ
『ミオネ!しっかりして!ここから逃げるよ!!』



マユの叫び声で、私は現実に引き戻された。