黒い羊と無菌狂

リーリヤ
『大丈夫?体調がすぐれないの?』

ミオネ
「え…?」

リーリヤさんは、私の額の冷や汗を見逃さなかった。

リーリヤ
『何か気になることがあった?』

ミオネ
「だ、大丈夫です!」

紫のスモークに、紅い閃光、消えていく人々…。

会場に入った時からおかしいだなんて、話してもいいんだろうか…?

まわりは誰ひとり気にしていなくて、私が異常なだけかもしれないし…。

リーリヤ
『大丈夫、話したらラクになるかもよ?』

ミオネ
「…公園の入口のゲートをくぐった時から…何か変なんです…。」

リーリヤ
『ああ、あのゲートね。』

ミオネ
「テスト中のヘルスケア製品だって聞いたんですが、スモークを浴びた時から気分がソワソワして、何となく不安なんです…。」