黒い羊と無菌狂

ミオネ
「ごめん、眠くなっちゃってつい…。」

マユ
『だろうと思った。ミオネ、ここで昼寝するの好きだよね。』

ミオネ
「うん…草のにおいも柔らかさも…変わってなくてよかった。」

マユ
『あんたってほんッとマイペースなんだから…。』

思い出した。

地元の3人の幼馴染と、この丘で待ち合わせしていたんだ。

私に声をかけたのは、家が隣で1番仲の良かった十川 万優(とがわ まゆ)

街に1つだけの小学校から高校まで、ずっと一緒に過ごしてきた。



マユ
『目、覚めたでしょ?行こ!』

子どもの頃から慣れ親しんだお祭り。

とても新鮮に感じるのは、しばらく離れていたからかな?

それはマユたちも同じで、まるで初めて行くようにソワソワしていた。