黒い羊と無菌狂

◇◇

<公園:屋台村>

マユ
『おいしー!やっぱりこの味よー!』

ミオネ
「離れてると、余計にこれ食べたくなるよね。」

マユ
『ねー!仕事で疲れてる時は特に!』

ミオネ
「都会には美味しいお店がたくさんあるけど、やっぱり私たちのソウルフードよね。」

マユ
『できれば毎年食べたいよね、帰ってきて。』

ミオネ
「将来…どうなるのかな?このまま都会暮らしか、出戻りもアリ…?」

懐かしい郷土料理の味付けは変わっていなかった。

学生だった頃は、純粋においしいと思えていた。

なのに仕事を始めた途端「未来への不安」というスパイスが効いていた。