どうせなら、最後は君に殺されたい




「じゃあ、もしふみさんに危険なことがあったら?」

「そのときは、真っ先に私に言うこと!それから考えるから!」



私は食い気味に言い切る。順番大事。絶対大事。勝手に動かれるのが一番困る。



「…んー、まあ、はい」



間延びした返事。納得してるのかしてないのか分からないその感じ。



「(…なんだ、その返事は)」



はぁ…もう静のことはいいや。考えれば考えるほど疲れる。


とりあえず私は、自分のことをどうにかしなくちゃ。高校では絶対に友達を作るって決めたんだから!



意を決して教室の扉を開けると、一瞬で視線が集まった。



うっ…この感じ、やっぱり苦手。新しい場所特有の、“品定めされてるみたいな空気”。心臓がちょっと縮む。


でも次の瞬間、違和感に気づく。



あれ?みんな私じゃなくて、後ろ見てない?


視線の方向が全部、私の背中をすり抜けている。



「え…かっこよくない?」

「超イケメン…てか、背高くない?」