どうせなら、最後は君に殺されたい




今日から高校一年生。


そう、私は今日から高校生で、しかも今までずっとお家から学校まで、当たり前みたいに臣さんの車で送迎されていたから、こんな満員電車の地獄みたいな朝の空気なんて知らなかったし、正直ちょっとワクワクしていたのに、そのワクワクは今完全にどこかへ吹き飛んでいた。



え、電車通学ってこんなに命の危険感じるものなの?


おじいちゃんから言われた通り、今日から静は私の専属ボディーガードとなって、毎日一緒に学校へ行くことになっている。


本当にいつの間に用意していたのかうちの学校の制服も着てるし。


昨日の夜、こっそり鏡の前でセーラー服を着てみたときは、赤いリボンがすごく可愛くて「わ、私ちゃんと高校生になったんだ」って胸がふわっとしたのに、



朝、静が学ランを着たまま両耳にスタッドピアスをして現れて、「それ外せ!」って思わず大声を出したのも思い出した。



しかも今その静が、目の前でサラリーマンを片腕で抑えてるとか、状況がもう理解の範囲を超えてる。