どうせなら、最後は君に殺されたい




その日を境に、静は変わった。


いや、変わったというより、本当の静を見せてくれるようになったのかもしれない。


初めて会った日のことが嘘みたいだった。


気づけば静はいつも私の隣にいた。


朝になれば一緒に学校へ行った。学校では誰も私に近づこうとしなかったけれど、静だけは違った。


休み時間も一緒だったし、帰り道も一緒だった。家に帰っても一緒だった。


庭で遊ぶ時も、本を読む時も、ご飯を食べる時も。


気づけば私の隣にはいつも静がいた。



最初は友達ができたみたいで嬉しかった。でもそれは少し違った。


友達という言葉だけでは足りなかった。


家族で、親友で、兄弟みたいで。それでいて、どれにも当てはまらない特別な存在だった。



静がいるだけで安心した。学校で嫌なことがあっても平気だった。

誰にも話せないことでも静には話せた。


お父さんに会いたい気持ちも、お母さんを恋しく思う気持ちも。静は何も言わずに聞いてくれた。