どうせなら、最後は君に殺されたい




本当はずっと寂しかった。友達が欲しかった。誰かと遊びたかった。誰かに必要だと言ってほしかった。



「お父さんに会いたい……」



会いたかった。抱きしめてほしかった。頭を撫でてほしかった。そして自然ともう一人のことを思い出す。



「お母さんに会いたい……」



会ったことなんて一度もない。生まれた瞬間にいなくなってしまった人。


それでも会いたかった。もしお母さんがいたら、私はこんなに寂しくなかったのかな。


もしお母さんがいたら、友達ができなくても、大丈夫だよって言ってくれたのかな。


もしお母さんがいたら、静に嫌われたかもしれないって泣いている私を抱きしめてくれたのかな。



考えても答えなんて出ない。それでも会いたかった。


たった一度でいいから、優しい声で名前を呼んでほしかった。


涙は止まらなかった。