どうせなら、最後は君に殺されたい




「それで、ふみ。静のことだが」



おじいちゃんがそう切り出した瞬間、思わずドキッとして肩があがる。

さっきからずっと落ち着かない。静と再会してからというもの、感情が忙しすぎる。



「なんだ? 久しぶりに会って緊張してんのか?」

「そうなんですよ。なかなか目も合わなくて」



笑っているふたりに、そんなんじゃないっ!と言ってやりたい気持ちは山々だが、

顔をあげると静とぱっちり目が合ってしまってまた胸が騒いでしまうのだから完全に図星だ。


結局私は何も言えず、そそくさと視線を逸らした。その様子を見ていたおじいちゃんが豪快に笑う。



「ふみ。これから臣に代わって静が、おめぇの護衛になることは聞いたか?」

「……うん」



そこまでは聞いている。だから私は素直に頷いた。けれど次の言葉で全てがひっくり返る。



「今までは送り迎えだけだったが、明日からは学校でも静といてもらうことになる」

「……うん……え?」