愛しいから、どんな表情も見たい

「おい、宮坂。俺は一応いまお前に気持ちを伝え……」

「オッケーに決まってますよ! 私も大好きです! え、ていうか佐野先輩の隣の席って私だけですよね!? あっち壁ですもんね!?」

興奮して意味の分からないことを口走らないでほしい、私よ。

そして、何故かさらっと私に好きと言われた佐野先輩は「あははっ」と楽しそうに笑っていた。




「頑張り屋で、それでいて案外気にしい。でも、結局明るい。やっぱそんな宮坂が好きだわ」




これくらい幸せな日だって、あって良い。

それで、もっと幸せな日をこれからいっぱい過ごさないと。

だって、まだまだ貴方の寝顔も笑顔も見たりない。


fin.