愛しいから、どんな表情も見たい

代わりに、梶井先輩が口を開いた。




「佐野ー、起きろー。多分、今起きた方が良いやつだぞー」




「!?!?!?」




所詮仮眠なので、佐野先輩はすぐに身体を起こした。

「梶井、どうした」

「要件があるのは俺じゃない。宮坂さんだ」

梶井先輩の言葉に佐野先輩が私に視線を向ける。

私はすぐに顔を逸らし、梶井先輩に抗議した。

「言えるわけないでしょう!?」

「えー、隣で見てる俺がソワソワするんだけど」

「無理なものは無理です!」

「まぁ、そうだな。じゃあ、佐野に聞くわ」

「え?」

梶井先輩が佐野先輩に問いかける。

「なぁ、佐野。お前ってなんで昼休みに寝てるんだっけ?」

「突然なんでそんなことを聞く?」

佐野先輩も梶井先輩の突然の言葉に疑問を持っているようだった。