オフィスに戻り、昼休みが終わるまでスマホを触るフリをする。
昼食を食べ終えた佐野先輩が、いつも通り机に突っ伏して目を瞑った。
しばらくすると「スー」と耳をすまさなければ聞こえないほどの小さな寝息が聞こえてくる。
「かわいっ……」
ついそう小さく呟いてしまう。
いつもは厳しくてしっかりしている佐野先輩が、ぐっすり寝ている。
多分昼休みに仮眠を取った方が仕事がはかどるとか、そんな合理的な理由で佐野先輩は寝ていると思う。
でも、私は佐野先輩も休める時があって良かったと何故かすごく安心する。
いつも厳しく見せながらも、周りのフォローばかりして、結局優しい。
そんな先輩。
きっと寝顔で興味を持たなくても、その内に好きになっていたと思う。
でも、きっと寝顔に興味を持たなければ、ちゃんと佐野先輩を見ようともしなかった。
「佐野先輩のお人好し。大好きですよー」
小声でそう言う。
きっと少女漫画だったら、ここで佐野先輩が目を覚ます。
そして、実は聞こえていたりする。
でも、私はちゃんと佐野先輩が寝ているのを確認して言っている。
「あーあ、どうせ勇気出ないんだから聞こえていたら良いのに」
佐野先輩は起きなかった。
昼食を食べ終えた佐野先輩が、いつも通り机に突っ伏して目を瞑った。
しばらくすると「スー」と耳をすまさなければ聞こえないほどの小さな寝息が聞こえてくる。
「かわいっ……」
ついそう小さく呟いてしまう。
いつもは厳しくてしっかりしている佐野先輩が、ぐっすり寝ている。
多分昼休みに仮眠を取った方が仕事がはかどるとか、そんな合理的な理由で佐野先輩は寝ていると思う。
でも、私は佐野先輩も休める時があって良かったと何故かすごく安心する。
いつも厳しく見せながらも、周りのフォローばかりして、結局優しい。
そんな先輩。
きっと寝顔で興味を持たなくても、その内に好きになっていたと思う。
でも、きっと寝顔に興味を持たなければ、ちゃんと佐野先輩を見ようともしなかった。
「佐野先輩のお人好し。大好きですよー」
小声でそう言う。
きっと少女漫画だったら、ここで佐野先輩が目を覚ます。
そして、実は聞こえていたりする。
でも、私はちゃんと佐野先輩が寝ているのを確認して言っている。
「あーあ、どうせ勇気出ないんだから聞こえていたら良いのに」
佐野先輩は起きなかった。



