劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

何故か憎々しげにロレンツォが言い、フェリーチェが「兄ちゃん、そんなこと言っちゃダメだよ。マシュー可愛いじゃん!」と言う。マシューは恥ずかしさを堪え、「お帰りなさいませ」と言った。

「こちら、メニューになります。お決まりになりましたらお呼びください」

マシューはメニュー表を渡し、テーブルを離れた。しばらくするとフェリーチェに呼ばれ、注文を取る。フェリーチェはくまさんカレーライス、ロレンツォはねこさんパフェ、ミラはゆめみるオムライスを注文した。

(オムライスってことは、あれをしなきゃいけないってこと……?)

マシューは恥を覚えつつ、キッチンに注文を伝えに行く。料理を作るのはマシューたち生徒ではなく、学園の厨房で働く妖精たちだ。

出来上がった料理を魔法で浮かせ、マシューはテーブルへと運ぶ。フェリーチェが「おいしそう!しかもライスがクマの形で可愛い!」とはしゃぐ。ロレンツォは「ま、まぁ見た目だけは完璧だな」と頰を緩めながら言った。

「オムライス……ケチャップがかかってない……」