劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

レンスケの挨拶が終わると、執事・メイド喫茶の開店である。すぐに何人かの生徒がやって来た。女子生徒たちが、メイジーとクリスタを見て頰を赤く染める。

「メイジー先輩かっこいい!」

「クリスタ先輩、執事服似合ってる!」

どうやら二人と同じ吹奏楽部の生徒のようだ。クリスタが「ありがと〜!」と笑いながら手を振る。メイジーは女子生徒たちに近付き、恭しくお辞儀をした。

「お褒めいただき光栄です。お嬢様」

そう言い、メイジーは微笑む。女子生徒から黄色い悲鳴が上がった。

「おっ、本当に執事やってるんだ」

「オーロラーーーじゃなかった。お帰りなさいませ、お嬢様」

フレイヤがやって来たオーロラに対し、お辞儀をして席に案内する。まるで本物の執事のような完璧な所作にマシューが感心していると、「マーキュリー、来てやったから感謝しろよ」とどこか刺々しい声がした。マシューが振り返ると、ロレンツォとフェリーチェ、そしてミラが立っている。

「野郎のメイド服とかそそられねぇな」