劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「以上が、今年のディセントラ戦出場選手になります。皆さん、大きな拍手を!」

ヨランダの一言で、歓声と拍手が上がる。選手の名を叫んでいる人もいた。その中に、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃに汚したギルバートもいる。

「ロゼッタ〜!!ジゼル〜!!何故ディセントラ戦に出場しているんだ〜!!危ないからやめなさいと言ったのに〜!!」

声を張り上げてギルバートは大泣きする。ロゼッタとジゼルは恥ずかしそうに俯いた。ロゼッタはブツブツと「あとで殴ってやる……」と呟き、マシューはゾッと背筋に冷たいものが走る感覚を覚えた。

大泣きするギルバートはラルフとセバスチャンが闘技場から連れ出し、ディセントラ戦が幕を開けた。



ディセントラ戦は、教師陣が出したお題をクリアし、クリアするまでのタイムの速さやチーム力などを競うものである。まず最初にステージに現れた教師はフローレンスだった。

「まずは、チーム内で協力してこれを倒してもらうよ」

そう言い、フローレンスが呪文を唱えると、ステージの土が人の形になっていく。不気味な目と口がついた異形の存在が大量にステージに現れた。