響け!星夜のセレナーデ

声をかけられ、レオンハルトは振り返る。ルートヴィッヒが微笑んで立っていた。否、彼だけではない。アントーニョ、オルハン、マーガレット、カナタも立っていた。全員、真っ直ぐレオンハルトとハリエットを見つめている。

「き、貴様ら……何故……」

ジョセフが手を震わせながら言う。ルートヴィッヒが息を吐き、口を開いた。

「私もレオンと同じように、自分の心に浮かんだ言葉を唱えただけですよ。では、戦いの続きをしましょうか」

「訳わかんねぇ魔法かけやがって。ボコボコにしてやるから覚悟しろよ」

アントーニョがジョセフを睨み、指の関節をポキポキと鳴らした。その隣でオルハンは何体もの幽霊を出す。

「トーニョと基本的には同じことは考えたくないんだけど、こればかりは賛成かな」

「ハリエットも、ここにいるみんなも、絶対に死なせないんだから!」

マーガレットがコウモリのような翼を生やす。カナタも刀を握り締めていた。

「僕も戦いますよ!」