響け!星夜のセレナーデ

レオンハルトはそう笑いかけ、南京錠に触れた。刹那、レオンハルトの体に衝撃と痛みが走る。

「うっ……!!」

まるで雷に撃たれたかのような衝撃と痛みに、レオンハルトの体から汗が噴き出す。立っていられなくなり、レオンハルトはその場で膝をついた。ルートヴィッヒがレオンハルトの異変に気付き、ジョセフから目を逸らす。

「レオン!!」

アントーニョ、オルハン、マーガレット、カナタもレオンハルトの名前を呼び、駆け寄る。レオンハルトは自身の手を見た。南京錠に触れた手が、焼け爛れている。

(これは、相応厄介な呪いがかけられているようだね。油断してしまったよ)

「レオンハルトさん……!」

ハリエットの目から涙が零れ落ちる。その時だった。パァンと甲高く嫌な音が響いた。振り返ったレオンハルトたちは、絶望に染まることになる。

「兄さん!!」

「ルートヴィッヒさん!!」

ルートヴィッヒが蹲っていた。その体の周りには赤い血が広がっている。ジョセフは楽しげに笑っていた。その手には銃が握られている。