普通の人だって毎日を楽しみたいのなら、余命二年の私だけが毎日を大事にしているわけではないの?
鏡でもう一度、自分の制服姿を見た。
街でこの姿で通りすがっても誰も私が「余命二年」だと気付かないだろう。「普通」の高校生にしか見えない。
深く一度息を吐く。
黒板アートの下書きはノートに描いておいた。
スクールバッグにノート一冊だけを入れ、肩に担ぐ。
階段を降りながら、心臓が早くなって行くのを感じた。
お母さんが高校まで来るまで送ってくれる。お昼ご飯の焼きそばはいつもの半分しか食べれらなかった。
「行ってきます」
車を降りる時、お母さんにそう言った自分があまりにも久しぶりで変な感じがした。
校門を通る時も、玄関で靴を履き替える時も、心臓が速いままだった。
教室には先生が言った通り、誰も居なかった。
鏡でもう一度、自分の制服姿を見た。
街でこの姿で通りすがっても誰も私が「余命二年」だと気付かないだろう。「普通」の高校生にしか見えない。
深く一度息を吐く。
黒板アートの下書きはノートに描いておいた。
スクールバッグにノート一冊だけを入れ、肩に担ぐ。
階段を降りながら、心臓が早くなって行くのを感じた。
お母さんが高校まで来るまで送ってくれる。お昼ご飯の焼きそばはいつもの半分しか食べれらなかった。
「行ってきます」
車を降りる時、お母さんにそう言った自分があまりにも久しぶりで変な感じがした。
校門を通る時も、玄関で靴を履き替える時も、心臓が速いままだった。
教室には先生が言った通り、誰も居なかった。



