幼馴染への三度目の失恋を回避したい ――激重な片思いを隠さなくなってきた彼に、心臓がもたなくなってきた彼女。

 パチパチと爆ぜる赤い炎を、めぐみと並んで見つめている。

 僕たちはなぜか、小学校一年生の姿をしていた。
 隣にいるめぐみの小さな手を、僕は拙い力ながらもギュッと繋いでいる。

 胸をドキドキさせながら、尋ねた。

「……ねえ、めぐ。めぐはぼくの『かのじょ』だよね?」

 すると、めぐみは満面の笑顔を向けてくれた。

「うんっ! そうだよ!」

 大きく頷くめぐみを見て、飛び上がりたいほど嬉しくなる。

「じゃあぼくたち……『りょうおもい』だね!」

 僕がそう言った瞬間。
 めぐみはその丸い瞳を瞬かせ、「えっ? なっちゃん」と不思議そうに首を傾げた。

「わたし、なっちゃんに『すき』っていったっけ?」