「やばっ。六時間目の始まりのチャイムだ」
「颯斗、急ごう」
何かを決意した目だった。
でも――
地学室に荷物を置き、私たちは急いで教室へ戻る。
颯斗の背中に、私は声をかけた。
「ねぇ、颯斗。さっきは変なこと聞いちゃってごめん。でも……無理して答えなくていいから。気にしないで」
小走りになる私に合わせて、颯斗が隣に並ぶ。
少しの沈黙。
「桜庭」
颯斗の声。
「ちゃんと頭の中がまとまったら、話を聞いてほしい」
その言葉に、私は頷く。
(何を、話そうとしてたんだろう)
さっきの目が、頭から離れない。
優しいだけじゃない。
――何かを決めた目。
胸が、少しだけ高鳴った。
「颯斗、急ごう」
何かを決意した目だった。
でも――
地学室に荷物を置き、私たちは急いで教室へ戻る。
颯斗の背中に、私は声をかけた。
「ねぇ、颯斗。さっきは変なこと聞いちゃってごめん。でも……無理して答えなくていいから。気にしないで」
小走りになる私に合わせて、颯斗が隣に並ぶ。
少しの沈黙。
「桜庭」
颯斗の声。
「ちゃんと頭の中がまとまったら、話を聞いてほしい」
その言葉に、私は頷く。
(何を、話そうとしてたんだろう)
さっきの目が、頭から離れない。
優しいだけじゃない。
――何かを決めた目。
胸が、少しだけ高鳴った。


