左手に龍はまだ来ない

青春・友情

左手に龍はまだ来ない
作品番号
1780735
最終更新
2026/04/27
総文字数
2,162
ページ数
10ページ
ステータス
完結
PV数
21
いいね数
2
中二病らしい――。
友達は口をそろえて、俺のことをそう言う。

一応調べてみた。どうやら死ぬ病気ではないらしい。しかも、多くの人が通る道だという。
……なんだ、珍しくないのか。

けれど俺は知っている。
自分にはきっと、特別な使命がある。
そのうち、この黄金の左手に龍が降りてくるはずだ。たぶん。

そして今、俺に課せられた最大の任務。
――それは、モテること。

食パンをくわえて登校すれば運命の出会いがあるらしい。
優しい男が好かれると聞けば、全力で実践する。
かっこよさとは何か、強さとは何か。
漫画やテレビから学び、俺は日々研究を重ねていた。

だが現実は厳しい。
女子には距離を取られ、告白すれば一瞬で散り、努力はだいたい空回りする。

それでも俺は諦めない。
左手に龍はまだ来ない。
だが、モテるその日まで、俺の修行も終わらないのだ。

勘違い全開、でも本人はいつだって本気。
中二病男子・幹太が送る、空回り青春コメディ。
あらすじ
中二病らしい高校生・幹太には信じていることがある。いつか黄金の左手に龍が降りてきて、自分には特別な使命があるということだ。だが今の最大の任務は――モテること。食パンをくわえて登校し、優しい男を目指し、強さとかっこよさを研究するものの、努力はいつも盛大に空回り。勘違い全開、でも本人は本気。笑えて少し愛おしい、残念系青春コメディ。

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