天邪鬼な私に、宣戦布告されました

テスト四日目も無事に終わり、いつもの日常が戻ってきた。

私の頭の中は、すでに夏休みだ。

でも、その前に――

「個表を渡します」

テスト結果。

「桜庭さん」

そっと受け取り、順位だけ確認する。

153位。

(……おっ。思ったより悪くないんじゃない?)

『ダーハハハハハッ!』

鬼太が爆笑する。

(うるさい)

そのとき、前の席からざわめきが広がった。

「颯斗、今回も一位じゃーん」

どよめきが教室を揺らす。

私は、なんとなくそっちを見ない。

――見なくてもわかる。

きっと颯斗は、困った顔で笑っている。

『ほらな』

鬼太がにやりとする。

『遠いなぁ、天才くん』

(……別に)

そう思ったのに。

胸の奥が、少しだけざわついた。