颯斗が、立ち止まる。 「俺は……」 静かな声。 空気が止まる。 私は、次の言葉を待つ。 颯斗が顔を上げる。 真っ直ぐな目。 何かを決めたような―― その瞬間。 キンコンカンコーン。 チャイムが、すべてを遮った。