天邪鬼な私に、宣戦布告されました

放課後。

「桜庭」

名前を呼ばれ振り返ると颯斗が立っていた。

「何?」

「いや、身体大丈夫かと思って。ほら、落ちて数日経ってから実は怪我してたとかあるからさ」

「あー、大丈夫だよ。颯斗が受け止めてくれたから。
それより颯斗は? あれから大丈夫?」

颯斗が心配してくれている。
嬉しい…。
嬉しい…?
うーん、嬉しいかなぁ。

「俺は大丈夫」

そう言って弾けるような笑顔を向けてきた。

ピシッ…

何かにヒビが入るような音が、頭の奥で鳴った気がした。