窓枠を越えなくても、音は届く。

葉乃が言葉を続ける。



「美花の琴の音も、美花自身も大好きだよ。ずっと応援してるから!」



葉乃の言葉にまた涙が溢れてくる。



「葉乃って最高の親友だよね」



泣きながら嗚咽まじりに……それでいていつものように笑いながら、何とかそう言い放つと、葉乃が「当たり前でしょ!」と笑っている。

「まぁ、美花は『サブレ』のこと『さぶ』って呼べば良いんじゃない? どっちも返事しそうだし」

葉乃の言葉を聞いて、私はさぶに問いかける。