窓枠を越えなくても、音は届く。

窓を開けて先ほどのおやつのパッケージを見せた瞬間、ピクッとさぶがすごい勢いで立ち上がった。

「にゃ! にゃああ!」

「これってそんなに美味しいの!?」

「にゃああああ!」

「ごめんって。すぐにあげるから! でもちょっとだけだよ?」

「にゃああああ!」

「もう聞いてないでしょ!?」

そんなことを言いながら、おやつを少しだけさぶにあげると凄い勢いでかぶりついた。

「ちょっと! ゆっくり食べて!」

「……」

「食べるのに集中しすぎて無視!?」

「……」

「おーい」

「……」

「にしても、さすが最高級だな」

「にゃ!」

「ここは返事するんかい!」

おやつを食べ終えたさぶは次はコロっと寝転がって、思いっきりくつろいでいる。