少し寒くなってきた季節、その猫は突然やって来た。
首に一枚のメモ用紙をネックレスのようにかけて。
『私の夕ご飯はどこですか? ヒント:この大学の学生が食事をする場所の真ん中』
私、桜木 美花が所属するサークルは和楽器を演奏するサークル。
しかし活動的だった三年生は就活が始まり、四年生はもうすぐ卒業。
幽霊部員は多いけれどこの部室には基本的に私しかいないことが多い。
大学の校内の端、長い渡り廊下の奥。小さな部室で私は今日も一人、琴の練習をしていた。
窓の外に茶色の猫を見つけたのは、つい先ほど。
黒い大きな首元の斑点が特徴的なスラッとした猫だった。
首に一枚のメモ用紙をネックレスのようにかけて。
『私の夕ご飯はどこですか? ヒント:この大学の学生が食事をする場所の真ん中』
私、桜木 美花が所属するサークルは和楽器を演奏するサークル。
しかし活動的だった三年生は就活が始まり、四年生はもうすぐ卒業。
幽霊部員は多いけれどこの部室には基本的に私しかいないことが多い。
大学の校内の端、長い渡り廊下の奥。小さな部室で私は今日も一人、琴の練習をしていた。
窓の外に茶色の猫を見つけたのは、つい先ほど。
黒い大きな首元の斑点が特徴的なスラッとした猫だった。



