13日の日直当番

黒いボーダー柄Tシャツに夏っぽく白いズボンを選んで着替えを済ませ、ランドセルを持ってダイニングへと向かうとすでに朝ごはんの準備が整っていた。
「汐里、今日ママもパパも早く行かなきゃいけないから、汐里も早めに支度してね」
せわしなくグラスにミルクをそそぎながらママが言う。
私のママは子供服のデザイナーをしていて、パパは金融機関に務めている。
ふたりとも今日は忙しいみたいだ。
私はママが準備してくれたこんがり焼けたパンをミルクで流し込みながら、新聞に視線を落としたまま食事をするパパへ視線を向けた。
パパは私の視線に気が付いたように顔を上げて、にっこりと笑ってみせた。
「学校は楽しいかい?」