スマホ男子との上手な付き合い方!

 元々インドア派だから、外で遊ぶことはなかったけど……。

「だからかなぁ……」

『璃実ちゃんって付き合い悪いよね。一緒にいても楽しくないし、一人で遊んどけば』

 そう、言われちゃうのは。

《目標はこれでいいかな?》

「うん、このままで……いいや」

《分かった。璃実ちゃんがスマホと上手く付き合えるように、僕も頑張るね!》

 《大丈夫だよ》の選択肢を押すと、画面の中のコトくんは屈託のない笑顔で励ましてくれる。

 コトくんは優しい。守る気なんてない私を見捨てずに、こうして元気づけてくれるんだから。

 だけど時々、ふと思う。

 理由もなくSNSを見て周りのキラキラと自分を比べて落ち込んで、ソーシャルゲームに没頭して飽きたら動画に移る。通知が来る度に何かに怯えて、相手の機嫌を損ねない内に上辺だけの返信を何十分も考える。

「こんな生活のままで、いいのかなぁ……」



 ピピピピッ、ピピピピッ……

「うー……ん、起きたくなーい……」

 翌日。毎日のように夜更かしをしている私は学校があるにも関わらず、二度寝しようとスマホに手を伸ばす。