共依存の悪魔


『マスター…いえ…イステル、元気してた?』

イステル
「あ……あ……!!!」


『何よその反応は?あなた去年”もう悪魔にも動じない”って言ってたでしょ?』

私は夢中で少女に駆け寄り、思いきり抱きついた。

ぎゅっ


『ちょっと?!マスターがいきなりお客さんに抱きつくって…どういう接客よ?!///』

イステル
「逢いたかった…!ありがと…!ありがと…!!」


『わかったから!私、早く人間界のコーヒー飲みたいんだけど?!』

イステル
「ごめんなさい…!…もう少しだけ…このまま…!」



お父さんとケンカして家出した私が、まさか喫茶店をやるなんて。

家族の共依存に悩んだ私が、まさか共依存の悪魔と生涯の親友になるなんて。

ほんと…人生、思いがけない道だらけ。

生きるってこんなに苦しくて、辛くて、楽しくて…やめられないんだから!



―――――END―――――