【不定期更新】甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。

「あ、こことか良いんじゃないですか」

空雅くんが見つけたのは、飲み放題付きの居酒屋。

「空雅くん。申し訳ないんだけど、私はお酒が苦手で……」

「俺も飲まないですよ。注目して欲しいのはこっちです」

スマホに拡大された画面には「当店イチオシのだし巻き卵」「お酒を飲まない方もお気軽に当店の味を!」と大きく映し出されている。

「レビューもだし巻き卵のこと書いている人多いし、どうですか?」

「私は全然良いけど、空雅くんってだし巻き卵好きなの?」

「だし巻き卵っていうか、卵料理全般が割と好きです」

「じゃあ、ここにしよ……!」

私と空雅くんはすぐに閉店後の片付けを済ませて、居酒屋までの夜道を歩いていく。