その時、店のドアが開き、ドアについているベルがチリンッと軽やかな音を立てた。
「澪花ちゃん」
店に入ってきたのは、六十代位の上品な雰囲気の女性。
彼女は、御坂さん。このお店が出来た時からの常連さんで、いつも季節の花を買って下さる。
空雅くんのように接客が上手ではない私のことを「澪花ちゃん」と呼んで、可愛がって下さる貴重なお客様だ。
「お店の前にあったフリージアをいただけるかしら?」
「はい、今回も花束風にすれば良いですか?」
「ええ、いつも通り小さめでお願い」
四月、春の最中。まさにフリージアの季節。
フリージアを花束にするために店の前から数本フリージアを取る。
そして、包む前に御坂さんに「こんな感じのイメージで良いですか?」と問いかけた。
「フリージアを数本まとめた形にしたいので、小さめと言っても、すらっとした少し長めの花束にしても良いですか?」
「ええ、それで大丈夫よ。ふふっ、にしても良い香りだわ」
御坂さんが花に顔を近づけ、嬉しそうに微笑んでいる。
「私もフリージア、大好きなんです。甘くて良い香りですよね」
「澪花ちゃんも好きなら、きっとあの人も喜ぶわ。よろしくね」
「はい」
「澪花ちゃん」
店に入ってきたのは、六十代位の上品な雰囲気の女性。
彼女は、御坂さん。このお店が出来た時からの常連さんで、いつも季節の花を買って下さる。
空雅くんのように接客が上手ではない私のことを「澪花ちゃん」と呼んで、可愛がって下さる貴重なお客様だ。
「お店の前にあったフリージアをいただけるかしら?」
「はい、今回も花束風にすれば良いですか?」
「ええ、いつも通り小さめでお願い」
四月、春の最中。まさにフリージアの季節。
フリージアを花束にするために店の前から数本フリージアを取る。
そして、包む前に御坂さんに「こんな感じのイメージで良いですか?」と問いかけた。
「フリージアを数本まとめた形にしたいので、小さめと言っても、すらっとした少し長めの花束にしても良いですか?」
「ええ、それで大丈夫よ。ふふっ、にしても良い香りだわ」
御坂さんが花に顔を近づけ、嬉しそうに微笑んでいる。
「私もフリージア、大好きなんです。甘くて良い香りですよね」
「澪花ちゃんも好きなら、きっとあの人も喜ぶわ。よろしくね」
「はい」



