「にしても、結婚式かぁ。俺も友人の結婚式に参加したことありますが、本当に人生の一大イベントですよね。以前参列した結婚式に飾られてた花も綺麗だった記憶があります」
「……花を見てたの?」
「え?」
「あ、ごめん。えっと、なんて言うんだろう……結婚式に参列して花のことまで覚えてくれる人って少ないと思うから、なんか私まで嬉しくて……」
「覚えてますよ、綺麗でしたもん。それに、俺も花が好きなんで」
「ふふっ、そうだね」
空雅くんが花を好いていることは知っている。
このお店に空雅くんを雇った時から……ううん、出会った時から感じていた。
「空雅くんって、本当に花が好きだよね」
「澪花さんほどじゃないですよ」
そう言った空雅くんが、今まで見たことがないくらい優しく微笑むから、私はつい言葉に詰まってしまう。
目を細めて、口角を少しだけ上げて。まるで目の前に美しい花があるような、そんな笑みだった。
「澪花さん?」
「ううん、なんでもない!」
私は気を逸らすように、テーブルに置いた紙を慌てて片付け始める。
それでも、すぐに気は逸れなくて先ほどの空雅くんの表情がまだ頭に残っていた。
「……花を見てたの?」
「え?」
「あ、ごめん。えっと、なんて言うんだろう……結婚式に参列して花のことまで覚えてくれる人って少ないと思うから、なんか私まで嬉しくて……」
「覚えてますよ、綺麗でしたもん。それに、俺も花が好きなんで」
「ふふっ、そうだね」
空雅くんが花を好いていることは知っている。
このお店に空雅くんを雇った時から……ううん、出会った時から感じていた。
「空雅くんって、本当に花が好きだよね」
「澪花さんほどじゃないですよ」
そう言った空雅くんが、今まで見たことがないくらい優しく微笑むから、私はつい言葉に詰まってしまう。
目を細めて、口角を少しだけ上げて。まるで目の前に美しい花があるような、そんな笑みだった。
「澪花さん?」
「ううん、なんでもない!」
私は気を逸らすように、テーブルに置いた紙を慌てて片付け始める。
それでも、すぐに気は逸れなくて先ほどの空雅くんの表情がまだ頭に残っていた。



