【不定期更新】甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。

「かわい」

「ん? 何か言った?」

「何でもないです。それより、澪花さん。それってカクテルじゃないんですか?」

「これはノンアルコールのカクテルだよ。シンデレラっていう名前だから、女の子に人気なの」

「シンデレラ、聞いたことあります。澪花さんも名前とか気にするんですか?」

「可愛い名前が好きじゃなかったら、花屋なんてやってないよ。可愛いお花も、お洒落な名前も、大好き。名前も含めて、お花が大好きなの」

「へー、じゃあシンデレラとかにも憧れるんですか?」

「うーん、そういうことじゃないかも。シンデレラはそれだけの魅力があったから、王子様に愛されたんでしょ? 自分にそこまでの魅力がないことは分かってるし、王子様に迎えに来て欲しいキャラでもないから。それに……」

「それに?」

「今、夢の仕事につけて最高に幸せなの。王子様は要らないかな」

「ふはっ、澪花さんらしいですね」