裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 私は回帰前は知らなかった彼を知って、彼には絶対生きていて欲しいと思っている。

「堂々と歩いていれば不審者などと思われません。私の女の勘が、佐々木さんは散歩をすると運気が上がると言っています。私の言うことを聞いてください。それから、1日早いけれど言わせてください。お誕生日おめでとうございます」

 出火元の40階で、何が起こるかなんて私は分からない。

 もしかしたら私は火事で1時間後には死んで、彼にはもう会えないかも知れない。

 彼に誕生日のお祝いを言った時に、彼がどうして回帰前に泊まって欲しいと言ったのか気がついた。

 回帰前は彼の誕生日が、私の誕生日の翌日だと知らなかった。