「お父様とお母様に、話したのよ。『私、STELLAが大好きで、蒼空くんの歌に何度も助けてもらってる。それは、恥ずかしいことじゃないと思う』って」
「真白さん……!」
「最初は、ポカンとされたけど」
真白さんは、くすりと笑った。
「しばらく黙って聞いていたお父様が、『真白が幸せならいい』って言ってくれて。お母様も『今度、ライブ一緒に連れて行ってね』って」
「良かった……! 本当に良かったね、真白さん!」
私は、真白さんの手をぎゅっと握った。
「真白さん、ありがとう。景斗さんに会いに行ってくれて。あれがなかったら、今日、景斗さんは来てくれなかったと思うから」
真白さんが、ふわっと微笑んだ。
「……西園寺くん、ちゃんと来てくれたのね。どういたしまして。結城さんが幸せそうで、良かったわ」
真白さんが、目を細める。
「それで? 彼とはどうなったの?」
「……好きだって、伝えました」
「え、それだけ!? もっと詳しく教えなさいよ!」
真白さんが笑いながら言った。その顔は、心から嬉しそうだった。



